こども園だより

元町っ子

少し前のことになりますが、 元町商店街クリーンデーに年長さんが参加しました!

元町商店街の皆さんと。

 クリーンデーとは、年2回あるチャーミングセール前に
商店街のスタッフの方や、元町に住んでいる方が一緒に街をきれいにする日です。

こども園のみんなも、元町で育った「元町っこ」として、
商店街の方々と街の掃除をしました。

 普段から、イベントに参加させてもらうなど街と関わる機会を作ってきましたが、
卒園式に授与される「元町っこ認定証」につながる、良い活動になりました。

頑張ったみんな。最後は商店街の方からジュースをいただきました!

ここ数年、街に愛着を持ち、街の人とのコミュニケーションをとる大切さなど
地域コミュニティを見直す活動が多くあります。
アメリカ山徳育こども園では、横浜元町で育ったことを、誇りに思い、そしてこの街を代表するような素敵な大人になって欲しいという想いから
ここ数年、「元町っ子認定式」という時間を卒園式の中に設けています。

卒園式では、理事長からのプレゼントであるフクゾーのお洋服で式に出ます。

今年の卒園式は、新型コロナウイルスの感染拡大防止策などによる
規模の縮小など、異例の措置となりましたが、
新しい門出には変わりなく、子どもたちの未来は前途洋洋です。

たくさんの拍手と、暖かい眼差しでお祝いしたいと思います。

パジャマの選び方

もうすぐ新年度です。
気持ち新たに、生活用品を一新する方もいらっしゃるのではないでしょうか。

次年度に向けて、各学年持ち物が変わったり増えたりすることがあると思いますが、今日は、「パジャマ」についてご紹介します。

こども園では推奨している見本のパジャマがあります。

名前は必ず大きく記入をお願いします。
たくさんの先生やお友だちとの新しい集団生活です。もう一度ご確認ください。

・綿の薄手で汗を吸収しやすい素材
・ボタンがついている

子どもたちは毎日の着脱の中で、基本的生活習慣を学んでいくことはもちろんですが
特にボタンは、手先を動かす練習になり毎日続けることで
様々な場面につながっていきます。
幼児期なると「ひも通し」「ビーズ」など楽しい指先遊びもありますが、乳児期の遊びとしてひとりで楽しむには少し難しい面もあります。そこで、じっくりとゆっくりとパジャマのボタンかけに集中!
お昼寝前の気持ちを落ち着ける一時にもなります。

1歳児〜5歳児クラスでは少しずつボタンの大きさも変えていくと
子どもたちの中で、知らず知らずに手先の練習になっていきます。
手先の神経を使うことは、脳への刺激にもとても良いです。

乳児クラスの間は、
「自分でやりたい!」という気持ちと、「できた!」という嬉しさを
どちらも大切にしてあげるのがとても重要なポイントになります。
きっとこの部分に苦労している方は多いはずです。

保育士が介助する場合は、まず興味を持ってもらえるような声かけをしながら
ボタンを留めてあげるところから。

向かい合ってボタンを留めてあげる、そんな何気ない時間がとても大切。

こんな風に穴に半分だけボタンを入れて、子ども自身がひっぱる作業を担当したり。

「ここ引っ張ってみて」と、つまむところから始めます。

一番上は留めづらいので、奇数段と偶数段で順番に留めあったり。

生地が分厚いと、留めるのに時間がかかってしまったりすることも。

子どもたちの、集中力がグッと発揮される時間の中の無理のない範囲で
毎日続けることが、大切です。

お家でもママやパパのお膝の上で、着替えを一緒にしながら、寝る前のゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

子育てQ&A〜食育編〜

朝ごはんは何を召し上がりましたか?
ごはんは、1日のエネルギー。
毎日元気に過ごすためにはとっても大切なものですよね。

今日もそら組はちきゅう組に混ざって給食を食べました。

実は、日々保護者のみなさまとのお話はもちろん、
子育て支援の講座やパーソナルカウンセリングなどでも
よく話題に上がるのが”食事”についてです。
毎日のことなので、心配や不安があるとそれだけで少し悩ましいですよね。
保育園では、日々のねらいや目標に「食育」というものは必ずあがってきます。
保育士はどのように、日々「食育」と向き合っているのか。について今日はご紹介したいと思います。

厚生労働省が作成している、「保育所保育指針(※1)」では、「食育」について

「保育所における食育は、健康な生活の基本としての『食を営む力』の育成に向け、その基礎を培うことを目標とすること」

「子どもが生活と遊びの中で、意欲をもって食に関わる体験を積み重ね、食べることを楽しみ、食事を楽しみ合う子どもに成長して行くことを期待するものであること」

などと、記されています。

他にもたくさん詳しく記されてありますが、アメリカ山徳育こども園では、まず何よりも「楽しく食べる」をモットーに食事の時間を持っています。

幼児クラスになると、職員も食事指導の一貫で一緒に食事をします。

そこで、よくある質問にアメリカ山徳育こども園なりに答えてみました。※2

子育てQ&A〜食育編〜

Q.食事の最中に遊び始めてしまいます。遊びながら食べていると、1〜2時間経っていることがあります。だらだらと食べさせていると、お互いにイライラしてしまい、悪循環です。どうするのが良いでしょう?

A.子どもが食事に集中する時間は、乳児の場合約10~15分程度と考えるのが良いでしょう。大切なのは、その時間の中で養育者と一緒に楽しく食べることです。
定量を摂ってもらおうとばかり思っていては、食事の時間が楽しくなくなってしまいますよね。飽きているように感じた時は、おしまいにしてしまっても良いのではないでしょうか。
他のことに注意が向くということは、ある程度空腹が満たされ満足感を得ているということですし、だらだらと食べていることは虫歯の原因になりやすく衛生面の観点からもあまりよくありません。
食事の間隔を整えてあげる習慣をつけ、遊ぶときは思い切り遊び、お腹が空いたらたくさん食べることが大切です。環境設定や、時間の使い方にメリハリをつけてあげてみてはいかがでしょうか。

今後も様々な子育てのお悩みQ&Aを、紹介して行く予定ですので
少しでも、参考になれば幸いです。

今日も子どもたちは、楽しくご飯を食べています。
さて、今日の夕ご飯はなんでしょう。
家族団欒で、今日の園での出来事を話しながら食卓を囲んでみてくださいね。

それぞれの学年の発達に合わせて、職員の配置や食器、調理方法を変えています。

※1保育所保育指針:保育所保育の基本となる考え方や保育のねらい及び内容など保育の実施に関わる事項と、これに関連する運営に関する事項について定めたもの。
※2ここで紹介する回答や事例は、あくまでも一つの例です。必ず正しいというわけではありません。子育ての参考にしていただけると幸いです。