保育士・保育所自己評価

2022年度 保育士自己評価

保育士自己評価チャート

Ⅰ:園の教育理念・方針・保育指針の理解 4.29
Ⅱ:保育の計画性 4.44
Ⅲ:保育の在り方、幼児への対応 4.41
Ⅳ:保護の在り方、乳児への対応 4.51
Ⅴ:地域における子育て支援 4.06
Ⅵ:地域の自然や社会とのかかわり 4.25
Ⅶ:保護者への対応・守秘義務 4.52
Ⅷ:専門性に関する研修・研究への意欲・態度 4.53

総評

今年度も引き続き、コロナウイルス感染症の流行は見られた。園内での基本的な感染予防は継続し、職員は予防注射と共に12月1日より週1回の「抗原検査」を行い対応してきた。昨年度までに比べ、嘔吐下痢を伴う風邪や溶連菌感染症、インフルエンザなど、コロナ禍前に流行した感染症に罹る園児が増えた。職員の健康状態や健康管理にも注意していきたい。

職員全体の経験年数も重なり、外部研修への参加や学びをシェアする機会が増えた。行事等も後輩と共に担当し、園での行事の今までの有り方を伝えたり、新しい取組を増やすなど中堅職員の活躍よるところが大きい。新しい観点で、より子ども達が楽しめ、成長に繋がる機会となる取組を増やしていきたい。

来年度に向けて、地域との交流機会を増やし、積極的に地域への働きかけをしていきたい。幼児クラスの他園との交流も少しずつコロナ禍前の状態に向けて区内全園が動いてきている。就学に向けての幼保小交流は大切に展開していきたい活動なので、接続期の計画等をシェアしながら進めていきたい。

2022年度 保育所自己評価

アメリカ山徳育こども園では保育の質の向上を図る為、保育所の自己評価を実施致しました。評価の結果を踏まえ、今後もより良い保育の提供に努めてまいります。

2022年4月1日~2023年2月15日

◎ よくできている ◯ ほぼできている △ 努力が必要

1. 保育理念
保育理念を年度初めに職員で確認している 95% 5%
保育理念を職員や関係者の見易い場所に掲示している 89% 11%
保育園の理念や園目標が保護者に知らされている 89% 11%
理念や園目標が明文化されている 100%
2. 全体の計画
地域の実態を考慮した計画を作成している 95% 5%
計画の作成、振り返りには職員が参加している 89% 11%
3. 保育目標
目標は前年度の振り返りを活かしている 95% 5%
目標は職員で検討し、共通理解を図っている 89% 11%
4. 保育計画
保育計画は保育目標に基づき作成されている 95% 5%
各年齢の子どもの発達状況に配慮した計画になっている 84% 16%
保育所生活の連続性、季節の変化等を考慮し、子どもの実態に即したねらい及び内容を設定している 79% 21%
評価を定期的に行い、その結果に基づき計画を改定している 95% 5%
5. 人権尊重
子どもの人権に配慮し、文化の違いを認め、互いに尊重する心を育てるように配慮している 63% 37%
性差への先入観による固定的な観念や役割分業意識を植え付けないように配慮している 84% 16%
6. 情報保護
職員は業務上、知り得た利用者に関する情報の守秘義務について周知している 95% 5%
子どもの記録は個人情報保護法に基づき管理している 95% 5%
7. 保育内容
子ども一人ひとりへの理解を深め、受容しようと努めている 79% 21%
生活習慣、生理現象に関して一人ひとりの子どもの状況に応じて対応している 84% 16%
身近な自然や社会と関われるような取組をしている 63% 37%
子どもがのびのびと意見や意思が表現できるような保育をしている 84% 16%
遊びを通して、友達や保育士との関わりが十分持てるよう配慮している 79% 21%
遊びや生活を通して、人間関係が育つような配慮をしている 79% 21%
8. クラス運営
クラスのねらいは保育目標や子どもの実態に基づいて設定している 84% 16%
異年齢間の効果的な活動の充実を図っている 95% 5%
職員の連携は十分に取れている 63% 37%
一日の流れは子どもの実態に即したものとなっている 74% 26%
9. 保育環境
園内外が清潔で心地良い空間となっている 74% 26%
年齢に応じた保育が提供できる環境となっている 58% 42%
豊かな言語環境に触れたり、表現活動が自由に体験できる人的、物的環境となっている 63% 37%
子どもが主体的に活動し、友達との協同的な体験ができる人的、物的環境となっている 68% 32%
10. 特別な支援を要する子への対応
特別な配慮が必要な場合の対応を行っている 68% 32%
保護者や職員間で共通認識を持ち、専門機関と連携して対応している 79% 21%
11. 要保護児童の対応
児童虐待の兆候を見逃さないよう、保護者や子どもの様子に注意している 79% 21%
虐待への対応について関係諸機関へ通告する体制が整っている 79% 21%
12. 長時間保育
長時間に渡る保育の環境が整備され、保育内容や方法が配慮されている 74% 26%
13. 食育
食育を通して子どもが食に興味をもてるようにしている 79% 21%
食物アレルギーは、個別に配慮し食事を提供している 100%
食生活を充実させる為、家庭と連携している 53% 47%
「大量調理施設衛生管理マニュアル」に基づき、衛生管理を行っている 100%
14. 小学校の連携
小学校との間で交流する機会を設けている 42% 58%
子どもの連続的な発達の為、職員の交流を行っている 63% 37%
15. 行事
年間行事の計画、実施、評価、改善を行っている 84% 16%
行事のねらいを計画や実施に生かしている 74% 26%
乳幼児の自主的、実践的な活動にしている 63% 37%
保護者の意見や願いを反映している 74% 26%
16. 健康支援
登園時、子どもの健康状態を把握し、安心して生活できるよう配慮している 79% 21%
健康な生活に必要な習慣や知識を保健だよりなどで情報の提供をしている 84% 16%
感染症、健康マニュアルを整備し周知実行している 89% 11%
子どもの健康状態、成長を把握している 84% 16%
健康診断、歯科検診等の結果を保護者や職員に伝達し健康管理に努めている 84% 16%
17. 安全対策・事故防止
事故防止等のチェックリストがあり、事故防止の具体的な取り組みをしている 89% 11%
避難訓練を計画に基づいて実施している 95% 5%
緊急時に慌てず対応できるように医療関係機関等の連絡先を表示している 100%
調理場、水回り等衛生管理はマニュアルに基づき実施されている 100%
危機管理マニュアルを整備している 89% 11%
18. 保護者支援
保護者との日常的な情報交換、個別面談等を行っている 89% 11%
子どもの発達、育児等について懇談会等の話合いの場や共通理解を得る機会を設けている 84% 16%
予め行事計画や目的を知らせ、保護者が参加予定を立て易くしている 79% 21%
19. 地域との連携
ボランティア、保育体験の人を積極的に受け入れている 68% 32%
地域との関係が適切に保たれている 68% 32%
地域のイベント、おまつり、避難訓練等に参加し交流の機会を持っている 79% 21%
20. 情報発信、説明責任
園だより、ホームページ等を通じ施設の情報を発信している 79% 21%
保護者が意見を述べやすい体制を取っている 53% 47%
21. 苦情処理
苦情解決の仕組みが確立され、周知され機能されている 79% 21%
保護者等からの苦情や意見に対して、解決を図るように努めている 79% 21%
22. 組織運営
係や仕事の分担、役割は適切に行われている 79% 21%
職員相互が全体的立場を理解し、協力や助言を行い園運営に関わっている 58% 42%
打ち合わせの回数、時間、内容が適切に行われている 53% 47%
ヒヤリハット、事故報告書を記録し共有し、保育に役立てている 68% 32%
23. 研修
職員に対し個別の研修計画がされ取組が行われ、質の向上に努めている 79% 21%
施設内外の研修に積極的に参加し専門知識を高め、日々の保育や業務に反映させている 79% 21%
社会人としての振る舞いを研修している 58% 42%
実習生の受け入れと育成について、体制を整え積極的な受け入れをしている 79% 21%

総評

今年度、新型コロナウイルスの変異もあり保護者や園児の感染も一時的に増加した。国のコロナに関する対応の変化に伴い、横浜市としての感染対応にも変化があった。新型コロナウイルス感染症以来、保護者の送迎は感染拡大防止の観点から玄関までの立ち入りとしていたが、保護者に子ども達の日常の様子を見て、感じてもらう為、保育室入口までの入室へと変更した。ごく短時間ではあるが、園内の様子を垣間見ることにより安心感に繋がった等の感想が聞かれた。今後、安全を保ちながら、徐々に保護者の安心に繋がる機会を増やしていきたい。保護者の保育参加・見学について、感染拡大の時期が多く、今年度も行うことは難しかった。次年度は、国のコロナウイルスの制限緩和も進む為、日常の保育の姿を観る機会を増やし、子どもの成長発達の理解や園の保育の取り組みへの理解を深めるきっかけとして多くの機会をもちたい。

昨年度まで流行が抑えられていた、感染性胃腸炎の嘔吐・下痢の症状が冬期に入り発生した。コロナウイルス感染症防止対策と同様に、引き続き手洗いと遊具等の衛生管理に努めていく。又、「地域との交流」もそれぞれの立場や環境で制限のある中、行われている為、以前の様な状態に戻すことが今年度は難しかった。現在の保育園の状況等を地域の関係者に伝えながら、地域で育つ子ども達の姿を伝えていき交流への理解を深めたい。